クールな部長は溺甘旦那様!?

「すみません。私、とんだご迷惑を……」

でも! 衣服を緩めたというより脱がされてるよね!? 私のパンツ、きっと見たよね?

そんなふうに思っていると、剣持部長が付け足すように言った。

「あぁ、君の色気のない下着と身体には興味ないし、何もしていないから安心しろ」

「なッ――」

さらりと失礼なことを言われてムッとしたけれど、どう考えても分が悪いのは私の方だ。それに、剣持部長の理屈だと、パンツを見られたくらいで減るもんじゃない。なんて言われるに違いない。ここはとにかく落ち着いて冷静になろう。

「本当にご迷惑をおかけしました。歓迎会のお会計もありがとうございました。それに介抱していただいたお礼はきちんと日を改めてしますので」

ペコリと素直に頭を下げて顔をあげると、剣持部長のじっと見つめる視線と目が合った。

しばらく沈黙が続く。なんとなくだけれど彼の視線は苦手だ。何を考えているかうかがい知れない。