そして放課後。憂鬱な授業を蓮と帰れることだけを楽しみに乗りきったのにホームルームが終わり、スマホを確認するとメッセージが届いていた。
【ごめん!急遽、学級委員の集まりがあるみたいで一緒に帰れなくなった】
そんな文を読み、私はため息をつく。
……学級委員って、なにかと忙しいんだよね。
なんだか暇をもて余してる自分が虚しく感じるけれど、蓮は優しいから私を待たせてまで帰ろうとは言わない。
窓の外を見ると空からぽつりぽつりと雨が降ってきて、運動部の人たちは慌てて室内へと移動してるのが見えた。
……念のため、折り畳み傘を持ってきて正解だった。
昇降口に向かう頃には雨音が校舎に響くぐらいの雨量に変わっていて、傘を持ってきていない人たちが外を見ながら途方に暮れていた。
そんな中で、一際大きくて目立つ後ろ姿。目が合って、なにやら無言の圧力を私にかけてくる。



