たとえばきみとキスするとか。



そして午前の授業を終えて昼休み。

チャイムとともにしいちゃんと全速力で食堂に向かったのに、そこにはすでに学食を求める生徒たちで溢れていた。

もはや戦場と化してるこの空間。とくに上級生たちの殺気は半端なくて、1年生の内はどうせ買えないからとお弁当を持参してる人も多い。


「しいちゃんなに買う?」

「うーん、なんか今日はムリっぽいしパンにしようかな」

学食の他にも食堂の出入口にはパンを売りに来ているおじいちゃんがいて、それならば人も少なくて確実に買うことができる。


「莉子はどうする?」

なんかパンって気分じゃない。


「私はとりあえず粘ってみる」

「じゃあ、買えたら自販機の前で集合ね」

「わかった!」


私はいざ戦場へ……!と、意気込んだものの、列に並んでいるのに抜かされるし押されるし、最悪。

しかも狙っていた五目チャーハンは売り切れで、あとはうどんやカレーしか残っていない。