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それから数日が経ち、また私のスマホに柊花からメッセージが届いていた。待ち合わせはこの前と同じ駅前。
私のほうが先に到着して、その5分後に柊花は息を切らせてやってきた。
「ハア……ッ。莉子、ごめん。待った?」
今日の柊花の髪型はおだんごだった。どうやら6時間目が体育だったようで「そのまま来ちゃった」と、笑う。
……本当に柊花は通りすがる人が振り向くぐらい可愛くて美人。私の自慢の友達だったのに、ちょっと今は素直に笑顔を作れない自分がいる。
私たちが入った店はこの間と同じカフェ。日替わりのケーキはいちごタルトで、柊花はケーキセットを頼んだけれど、私はアイスアップルティーだけを注文した。
「莉子の学校の制服って可愛いよね。私も同じ高校にすればよかったな」
それは制服だけではなく、違う意味も含まれている気がした。
「柊花、この前、うちの学校に来たでしょ?」
「え?」
「零のことを聞いた人、私の友達だったの」



