それまで執着していたセバスチャンさんや塔子さんには目もくれず、道場の外へ注意を向けていた。
その表情は興奮しきって、ますます目がギラついてる。
クンクンと鼻をうごめかせ、牙を剥く姿は、まるで狩場に放たれた猟犬みたいだ。
普段は異界からこちらに来られない鬼たちにとって、ここから先は宝の山。こんな機会は二度とない。
きっと本能のおもむくまま、狂ったように神の一族を狩り続けるだろう。
―― ズシン……!
狂喜の表情を浮かべた鬼のうちの1匹が、地響きをたてて一歩を踏み出した。
それにつられたように、他の3匹もそれぞれ勝手な方向へ進み始める。
「ひいぃっ! お、鬼が動き出した!」
「食われるぞ! 逃げろ!」
あ、よせばいいのに、上層部の連中がワタワタと逃げ出し始めた。
ビビる気持ちはわかるけど、ヘタに動けば余計に鬼の気を引いちゃうのに。
シロウトだなーと思って見ていたら、案の定、鬼の1匹が連中を目がけてドスドスと突進していく。
「うわあぁ! 来た! もうだめだ食われるぅー!」
―― ド――――ン!
眩い閃光が走り、轟音が耳をつんざく。
絹糸の雷撃の直撃を受けた鬼の体が、宙を吹っ飛んだ。
他の鬼たちも歩みを止めて注目する。
「いけ好かぬ連中ではあるが見捨てるわけにもいくまい。……本音を言えば見捨てたくて仕方ないがのぅ」
絹糸が連中を守るように立ちはだかった。
その表情は興奮しきって、ますます目がギラついてる。
クンクンと鼻をうごめかせ、牙を剥く姿は、まるで狩場に放たれた猟犬みたいだ。
普段は異界からこちらに来られない鬼たちにとって、ここから先は宝の山。こんな機会は二度とない。
きっと本能のおもむくまま、狂ったように神の一族を狩り続けるだろう。
―― ズシン……!
狂喜の表情を浮かべた鬼のうちの1匹が、地響きをたてて一歩を踏み出した。
それにつられたように、他の3匹もそれぞれ勝手な方向へ進み始める。
「ひいぃっ! お、鬼が動き出した!」
「食われるぞ! 逃げろ!」
あ、よせばいいのに、上層部の連中がワタワタと逃げ出し始めた。
ビビる気持ちはわかるけど、ヘタに動けば余計に鬼の気を引いちゃうのに。
シロウトだなーと思って見ていたら、案の定、鬼の1匹が連中を目がけてドスドスと突進していく。
「うわあぁ! 来た! もうだめだ食われるぅー!」
―― ド――――ン!
眩い閃光が走り、轟音が耳をつんざく。
絹糸の雷撃の直撃を受けた鬼の体が、宙を吹っ飛んだ。
他の鬼たちも歩みを止めて注目する。
「いけ好かぬ連中ではあるが見捨てるわけにもいくまい。……本音を言えば見捨てたくて仕方ないがのぅ」
絹糸が連中を守るように立ちはだかった。


