私は朝起きてから学校に翔を連れて行った。


ちょっと緊張するなぁ。



理事長室に行くと、さっそく雅が言った。




雅「こいつ誰だ…?」



『一昨日話したじゃん!』



もう忘れたの?


脳の老化早いね。



雅「あぁ、あれか。翔だっけ?」



そうそうよく覚えてましたね。



翔「仮の名前は陣 春樹にします!」



どこから春樹が出てきたんだ?


雅「おっけーだ!美優と同じクラスがいいんだよな?」


もちろんだよ!


じゃないと計画が台無しだもん。

『もちろん。』


雅「じゃあがぃ…。」



凱也「っと、言うと思って早めに来ました〜!」



雅が悔しそうに唇かんでる。



笑える。先取られたね。



凱也「こいつはほっといて教室行くか。美優は先行っとけ。怪しまれるからな。」



『はーーい!翔、計画実行!』



計画は後から分かること。


翔「もち!」



私は理事長室を出た。


教室に入るともう転校生がくると噂が流れてた。


この学校、噂回るの早いな。


しかも、乖離が何気に早いんですけど?



すると、乖離が喋りかけてきた。