3人が座るソファに対面し、 優雅に腰を下ろした宏晃は そのダージリンを ひと口飲むと それぞれの顔を、ゆっくり見渡す。 「僕はね、自分の気に入ったものしか、 そばに置きたくないんだ。 かなり、時間と手間をかけて厳選する。 この紅茶もそうだよ。 時間と手間と、金もかけて、 これに行き着いた。 だから…… 自分が選んだもの。 それを奪われる事が、何よりの屈辱だ。」 先ほどの キラキラした笑顔とは違い、 ”男”の顔を見せる。 「ユカちんだね?会長」 恭弥が 宏晃をジッと見る。