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朝食を食べ終わり、弓道場に行った。
……精神統一の時間がこの前より長いな。
真凛奈「ふぅー……。よし。」
パァァンッ!!
綺麗なフォームだが、真ん中には当たってない。
真凛奈「ねぇ、アテン。」
アテン「何だ?」
真凛奈「今朝、昨日のこと夢じゃないかって疑ったでしょ?」
……バレてる。
真凛奈「その顔は図星だね。
夢じゃないってーの。
……今だってまだ答えなんて出てない。
けど、私の悩みを解決してくれる人なんていない。
誰も解決出来ないのに目の前でウジウジ悩まれたら迷惑でしょ?
だから私は、みんなの前では悩みは出さないって決めたの。
それが私の覚悟、かな?」
パァァンッ!!
……今度は真ん中に当たった。
真凛奈「んー、気持ちよかった!!」


