アテン「何してんだ?」
真凛奈「アテン……。」
どうしてだろう。
アテンの顔を見たら少しホッとした。
まぁ、まだもやもやしてるけど。
アテン「……ここの庭って綺麗だよな。」
真凛奈「うん……。」
庭には色とりどりの花が咲いていてとても綺麗だ。
アテン「……真凛奈、今胸の中にあることさらけ出していいぞ。」
っ……!
真凛奈「……私、夢を見たんだ。
ある女の子が私に向かって、『私の世界を守って。』って言うの。
そしてその夢から覚めたらこの世界にいた。
なんとなくその少女が言ってた世界ってこの世界のことだろうと思ってたけど、どうして私なのか分からなかった。
でもさっき国王様から言われた真実から、私がここに来たのは、ソルという最強の王様の血を継いでるからだろうって思った。
理由がわかって嬉しかった。
けどこの世界を守るって言ったって、王国騎士団がちゃんと守ってるこの世界で、私の必要性って何?
私はここにいるべき人間なの?」


