キーンコーンカーンコーン……


莉音「真凛奈、また明日ね。」

真凛奈「うん、ばいばーい!!」

いつも通り部活のある莉音とは、教室で別れた。

いつも通り……そのはずだった。


真凛奈「っ!?」


何だろ?なんか圧迫感があるような気がする。

私は自然と首にかかってるネックレスを握っていた。

何故か逃げなきゃって思った。


私は一心不乱に走り出した。
どこに何があるのかも分からずに……。

真凛奈「ハァハァ……ここまで来れば、大丈夫っしょ。ハァハァ……。」


ていうか、どうして逃げたんだろう?

人気のない道を戻ろうと私は、振り返った。


真凛奈「なっ!?」

そこに居たのは黒い化け物。

瞳がギロりと光った。


……ヤバい!?殺されるっ!!


そう思った瞬間、ネックレスのサンストーンが光りだした。


真凛奈「え……!?」

そしてその光は私を包んだ。