♘*+★アテンside


アテン「ここが訓練場だ。」


俺は、この異世界から来た女を案内していた。


真凛奈「へぇー!!すごいねー!!」


この女は、すごくテンションが高い。


早く終わらせたいのに全然進まねぇ。


アテン「おい、お前早くついてこい。」


真凛奈「……あのさ、私には真凛奈って名前があるの。
まぁ、王女様と同じ名前だし呼びたくないって思うのかもしれないけど、お前って呼ばれるのは我慢ならないから。」


アテン「……悪かったよ、真凛奈。」


俺が真凛奈と呼ばなかったのは、俺たち騎士は王女様の名前を軽々しく呼べなかったから。


王女様と同じ名前を呼ぶことをためらった。


……今の言い方でこいつと王女は、全くの他人と分かった。


アテン「それでここが弓道場だ。」


真凛奈「弓道!?」


すげー反応をされた。


真凛奈「一射打っていい?」


アテン「……好きにしろ。」