紅色に染まる



目を覚ますと倒れた部屋にいた。


あれは…夢だった…の…かな。


「あぁ、起きたか。」


そう言って隣にいるハル。


「おせーよ。早く進むぞ。」


そうぶっきらぼうに伝えるハルに私は少しだけ笑みを零した。


「…ありがとう。」


「あ?なんか言ったか?」


「なんでもない」


聞いてないハルの背中に私は感謝の言葉を紡ぐ。


きっと…あの言葉がなかったら夢の中で消えていたんだろう。


そう思いつつハルの背中について行く。