「ねぇ、柊」




平静を装って彼を呼ぶ。




「先にお風呂入るね」





そんなあたしを、彼はぽかーんと見た。

そして、



「じゃ、俺も入るか」



なんと奴は脱ぎ始めてしまったのだ。