「頸管はあれ以来短くなっていないね。 確かに安静が必要だけど、家で安静にしていられるなら退院してもいいよ」 その予想外の言葉に戸惑いながらもホッとした。 どうやら私の頸管は持ち直してくれたらしく、以前ほど緊急性の高い状態ではないらしい。 やっと家に帰れる。 みどりちゃんに会えなくなるのは寂しいけど……きっとまたお互い無事に出産したら会えるから。 「ありがとうございます」 大きくなった腹部を押さえ、立ち上がった。