「奈々ちゃん、身体大丈夫?」 立って電子カルテを見ていた私に、心配顔の東さんが椅子を持ってきてくれた。 「大丈夫です! バリバリ元気です!!」 そう言って飛び跳ねて見せたが…… 「おい」 その悪魔のような声に呼ばれる。 「てめぇ、飛び跳ねるの禁止。 立ってカルテ見るの禁止」