「海誠くんと離れるのヤダー!」

「海夏!いい加減にしなさい!」

「やなのー!海誠くんじゃなきゃヤダ!」

「海夏!!」

「うーっ ひっく 海誠くんとっ

離れたくっ、な、いよぉ。」

「海夏…。」



だから親から転校の話を聞いた時は

ずっと泣いていた。

次の日は目が腫れていて

学校を休んだのを覚えている。