莉乃は、もう昔の莉乃ジャナイーーー




莉乃ジャナイ………殺人鬼だ。




ーーーーガッ



「ッ…あ………ゆむ」



俺は、莉乃の首を絞めていた。



莉乃ジャナイーーコイツハ殺人鬼だ。



莉乃ジャナイんだ。



「やっ………やめてッ」


いつもの莉乃の声に俺は緩んだ。



緩む腕。



ーーーーーーグサッ






えっーーーー?



胸に突き刺さる固いもの。




ナ、ナイフーーー?



な、なんでーー




「クス、正当防衛だよね?」



莉乃は、クスクスと笑っている。