友衛side




いつものように、苺を迎える。




明るくもなく暗くもない、普通の挨拶を返してくる。




できたら、もう少し明るい顔を、俺も見たいんだけどな。




苺はそのまま自室に向かい、夕食頃に出て来た。




いつもの事だ。




でも、好きな女が何をしているのかは、




気になってしまい、




「何かあったのか?」




と聞く。




苺「何でも無いよ」




と返ってくる。




俺は、苺が好きなのに、




苺の不安を、取り除いてあげられないのか。