雅人「そうか」




どこか、嬉しそうだった。




雅人「友衛、苺は今、水をギリギリまで入れたグラス状態だ」




え?




友衛「と言うことは」




雅人「妖力が、溢れるくらい高くなったんだ」




友衛「どうすれば良いんだ」




雅人「妖力を、苺の妖力を、吸え」




友衛「え」




雅人「カップルなんだから、いつかするだろ。恥ずかしがってどうする!




お前がやらなければ、俺がやる」




友衛「それはそれでダメだ」




雅人「俺は、麗兄に連絡する」




と言って、駆け足で家に入っていったお兄ちゃん。