「…………」


それから、俺が凛に近づく度に奴は来た。


「凛、お兄ちゃん来たよ」


何気に周りを威嚇して、凛に接する愛沢・兄は、ナゼか授業にも普通に出る始末。


なんで、先生なんも言わないんだよ。


可笑しいだろう。。


どう見ても………。



「あのさ、なんで1年の教室にいるわけ?

可笑しいだろう。」


きっと、誰もが思ってて言わない言葉をサラリ、と言った。


「悪い?


悪い虫が、凛に付かない為に会いに来る。

当たり前だろう?」


凛は俺の、と付け加えて。