「俺、愛沢 真。二年で、凛の兄貴だ。

凛に手を出す奴は、許さないから。


それだけ。


じゃあな、凛」


嵐が去って行く。


キョトン、とした何も分かっていない凛と。


静まり返るクラスメイト。


そしてーーー俺の放たれる殺気だけを残して嵐は去っていった。

どうやら、俺のライバルは兄貴らしい。



*頼side終わり*