「あー、本当アイツむかつく!!」


「まあまあ、大丈夫だって。

兄貴なんだから、妹が、心配なんだよ」


修は、冷静にそう告げるけど俺は、腑に落ちない。


アイツの目は、兄貴の目じゃない。



女として見てるそんな目だ。


「そうそう、仮に兄貴が凛ちゃんを好きでも、結ばれない恋なんだしっ」


なんて、隼人は笑うけどーー



俺は、笑えないでいた。