お兄ちゃんは、ただ、目の前の金髪くんを、歪みのない目で見る。
金髪くんは顔を直、歪ませた。
不意に私と、視線が合う。
あっーーやばい。
「いやぁぁ!!」
ヤバイ、と思った束の間。
私は、囚われた。
「おい、何してんだよ!!
離せよ‼」
お兄ちゃん、助けてーーー
「お兄ちゃんーーー
助けて」
私は、震える声で呼んだ。
私が目を合わさなければ、囚われることはなかった。
お兄ちゃんーーごめんなさい。
そんな顔、しないで。
金髪くんは顔を直、歪ませた。
不意に私と、視線が合う。
あっーーやばい。
「いやぁぁ!!」
ヤバイ、と思った束の間。
私は、囚われた。
「おい、何してんだよ!!
離せよ‼」
お兄ちゃん、助けてーーー
「お兄ちゃんーーー
助けて」
私は、震える声で呼んだ。
私が目を合わさなければ、囚われることはなかった。
お兄ちゃんーーごめんなさい。
そんな顔、しないで。



