「ずっと謝れなかった。


大切な親友を傷つけたことが、忘れられない。


素直になりたいの。


来てくれるかな?」


私はピンクの招待状を見つめた。


そっと、書いた名前に触れる。



「その子が、凛の大切な子?」


「うん、大好きだった。


ううん、今も大好きな子。」



「しかし、なんて読むんだ?かねじょう?しろゆき?」



頼くんの読み違いにクスリ、と笑う。