「頼………くん。



ごめんね」



!!!!



なんで、俺のせいなのに。



凛が謝るんだよ。



俺が悪いのに。



「捕まっちゃってごめんね。


私は大丈夫。



だから、泣かないでーー」



!!!


気づくと、滴が頬をかけていた。



「なになにー、泣いてんの?


まじで、やばくない?じゃあさ、これならどう?」



何が、と言う間もなく凛を抱き寄せたソイツ。



「んっ、い、や」


強引に奪うキス。



俺の目の前で、奴は凛の唇を奪った。



嫌がる凛にお構い無しに、荒々しいキスをする奴を睨んだ。



一瞬に、沸き上がる殺意。



気づいたら物凄い速さで
奴に近づき、顔面を殴った。



吹き飛ぶ奴は、木に当たり気絶していた。



「いつの間に。なんか、やばくね?」



一人、ヤられただけでオロオロし出す奴等を人睨み。



「ひっ、やべーよ、逃げろ」



意識のない男を引きずりながら奴等は逃げてく。


追う気なんてない。


今はそれよりーーーー