…わからない、いつの間にか私は叫んでいた。

「ゆうたぁぁぁぁぁぁっ!なにつったってんの!時間ないよっ!!」


あの後ろ姿…。
泣きそうな祐太に似てる…。

祐太は私の方を振り返り、口を動かした

『ありがとう』

そう言っているように見えた。

それから祐太の快進撃はすごかった。
樹君と祐太は二人でどんどん点を決めていき、あっという間に逆転。

間宮先輩も負けずに点を入れるものの、結局20対22。
祐太たちのチームが勝った。