手を引かれ中庭に向かうと、クラスの男子3人とヒロミがいた。
鈴村くんがヒロミにバレーを教えている。
「……あれ、薙乃」
わたしに気づいたヒロミ。
「薙乃も練習するの?」
「え……いや、別に……」
「しよーよ」とボールを投げてくる芝田。
「やだ」
キャッチしたボールを芝田に投げ返す。
「焼けるから?」
「そうだよ。何度言えばわかる――」
「なら、日影で見てて?」
「……帰るし」
「帰っちゃやだ」
なに、コイツ。
「俺は残る。でも薙乃ちゃんとも帰りたい。だから待ってて」
「イヤだってば」
なんなのこの状況。
はやく、この場から去りたい。


