となりの芝田は、青い。




「……お前のこと、考えてたから」

「……はぁ……?」

「昨日、別れたあとさ。今日の薙乃ちゃんいつもの3倍増しで可愛かったなーとかずっと考えてたら窓の外から新聞配達のバイクの音が聞こえてきて。やべぇちょっとは寝とかねーとって仮眠とろうとして……爆睡」

「考えすぎだろうが。っていうかなに考えてんの」

「嬉しかったんだ。気持ちが通じ合えたのが」

「……!!」

「きっと両想いだって想ってたけど。いざ両想いになれたのとでは、わけがちがうだろ?」

「……そんなこと聞かれても……」


待って。


なにこれ。


なにこれ……!?


「大好きって伝えた瞬間。前より薙乃ちゃんが好きになってた」


――芝田が、甘いッ……。


「恥ずかしいこと……ばっかり……言わないで」

「そんな顔が見れるならもっと言いたくなる」

「やめてよ」


芝田が、芝田じゃないみたい。