「あぁ。あんな強い人間は初めて見た。
…勝負は五分五分だったんだ。でも俺らが少しずつ弱ってきた時、玲が言ったんだ。
"……すまなかった"ってね。」
「びっくりしたわ。向こうもだいぶ息が上がってて気を抜けば向こうがやられる可能性だって十分にあったのに…
あの2人は私たちに頭を下げたの。
"……本当は私たちにあなた方を傷つける権利なんてないのにね。…ごめんなさい。"って。」
「…僕達は……あの2人に、救われたんだ。
あの2人がいなかったら……………僕達は……今、ここにはいない…から……。」
そんなことがあったなんて……。
なんか…すごい……としか言いようがないな。
両親のことを話す3人の瞳の中には両親に対する熱い信頼があった。
ほんとに、かっこいい。
「……私も頑張ろう。」
ボソッと誰にも聞こえないくらいの声でつぶやく。
まだ何が何だか分かってないけど、これが今の私の目標だから。
目標は達成しないと意味ないもんね。
「…これから、ご指導のほどよろしくお願いしますっ!!!」
大声でそう言い、頭を思いっきり下げるた私に、その場にいる全員が顔をほころばせ、
「「「「こちらこそ、よろしく(ね)っ!!!」」」」

