Jantar lesk〜琥珀色の輝き〜

「………へ?」


「いやいや、へ? じゃなくて!1人でブツブツ言って…あ、もしかして羽出したの?羽と喋っているの?あたしには見えないけど……ほんとに大丈夫?あんた。」


「え、羽が見えない…の?」


『そうだよー。私も夏美の羽もあなたの羽も見えないしー、龍樹と美紗の羽も見えないもん!』


この子は…2番目になっちゃんに話しかけてきた子だよね?

そばかすがあって、髪を2つに結んでいる女の子はそばにいた男の子とメガネの女の子と仲良さそうに話していた。


「えっと……誰?」


『あれ?自己紹介してなかったっけ?
私は皆美だよー』


『私はっ、えと、美紗でしゅ!あぁっ、噛んだ…。』


『ははっ、噛んでるし…。
俺、龍樹(たつき)な。よろしく。お前は?』


「私は森寺すみれ。よろしく。それで、羽が見えないって本当…?」


「本当だよー。すみれちゃんもでしょ?」


…………ごめんなさい。普通に見えてます。


〈言わない方がいいと思うよ〜。すみれ、多分変な目で見られるし…。〉


…なんで?私声に出てた?


〈出てないよ。けど、私にはすみれの声が聴こえるの!すみれは私の主だからねぇ。〉


主ねぇ……。


「すみれさん?大丈夫ですか?」


おおっと、メガネの…美紗ちゃんだっけ?


「う、うん。大丈夫だよ。ありがとう。それと、私も羽は見えないよ…。」