ぽつ ぽつ 「あ、雨…。」 「妃衣菜…自分を責めないで…。 妃衣菜を守れて嬉しかった…。」 そうだ。私は事件の前の全ての記憶が 無くなっているんだ…。 そして、私は 湊くんと恋人だったんだ…。 「ごめん…。ごめんね…。湊くん」