小瓶を見てあたしは目を丸くしてそう聞いた。


いくら栄養ドリンクだと言っても、それじゃ足りないに決まってるのに。


「実は今度、雑誌のダイエット企画に参加することになったの。だから少しでも体重を落として『これだけ痩せました!』っていう効果を伝えないといけないんだよね」


楠葉はそう言い、あたしの横に腰を下ろした。


「そっか、それで頑張ってダイエットしてたんだ」


「うん。こういう企画に参加するのって初めてだし、効果を出して頑張らないと」


四葉は楠葉の言葉に何度も頷いている。


四葉も読者モデルの経験があるから、よく理解できるようだ。


「すごいよね2人とも。だたの高校生ってだけじゃないんだから」