小春ちゃんは自分の制服姿の写真を添付していたのだ。


友人たちと一緒に映っていて、みんな綺麗な子ばかりだ。


女子高の制服は深緑色のチェックのスカートに白いブラウス。


それにスカートと同色のリボンだ。


あたしたちの学校は、無地の紺色のスカートに無地のネクタイというつまらないものだから、余計に可愛く見えた。


「本当にお嬢様なんだ……」


写っている教室もあたしたちが今いる教室とは全然違う。


教室の後方には大きなソファが置かれているのがわかった。


「メッセージはなんて書いてあるの?」


千代にそう言われて、そう言えばと文章を確認した。


《今からみんなでランチ! 心ちゃんもそろそろランチタイム?》


「ランチだって! お洒落だね!」


また柚が目を輝かせてそう言った。