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それからあたしは気分がいいまま眠りについた。


ストンッと落ちた夢の中、あたしはあのワンピースを着て歩いていた。


隣には涼太がいる。


夢の中のあたしと涼太は仲良く手を繋いでいて、とても幸せそうだ。


もしかしたら付き合っているのかもしれない。


そのくらい2人の距離は近かった。


「ねぇ涼太、このワンピース似合う?」


あたしがそう言ってクルリと一回転して見せた。


すると涼太は頷いてくれる。


「とても良く似合うよ。そのワンピース」


「ありがとう涼太」


「小春はとっても可愛いから、どんな服でもよく似合うよ」