双子姉妹

武人君と同じような気持ちになるくらいなら、ユキエさんの言う通りにしておいた方がいい。


そうすれば、あたしはもう傷つく事はないんだから。


「そういえばユキエさん、奴隷って……」


そこまで言った時、ユキエさんの表情が変わった。


少しだけ険しくなったような気がして、次の言葉を飲みこんでしまう。


「どうされますか? 最近我慢してらしたので、気になっていたんですよ」


「え?」


「奴隷を暴行されますか?」


その言葉にあたしは息を飲んだ。


奴隷がいない家なんてない。


それは本当のことなんだろうか。