双子姉妹

家にいるのはお手伝いさんだけだ。


奴隷なんてとんでもない。


そう思っていると2人ともキョトンとした顔を浮かべてあたしを見つめた。


「何言ってるの小春さん、奴隷のいない家なんてないでしょ?」


クスクスと笑いながらキョウカちゃんがそう言った。


「そうだよ小春っち。ビックリしたなぁもぉ」


リオちゃんが大きな口で笑っている。


奴隷がいない家なんてない?


信じられない発言にあたしは困惑する。


2人が嘘をついているようには見えないけれど、屋敷に奴隷なんて1人もいない。


「そういえば小春っち昨日武人と別れたんでしょ? 武人、奴隷行き決定じゃん」


リオちゃんが楽し気に言う。


武人君が奴隷……!?