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翌日、朝から小春ちゃんからメッセージが届いていた。


それはあたしの体調を心配する内容のものだった。


《ありがとう。今朝から熱が高いから、しばらくここで寝てるね。小春ちゃんは学校行ける?》


《こっちは大丈夫だよ! 学校はすごく楽しいし、みんな大好きになっちゃった!》


それならよかった。


あたしはその文面を見て起きだした。


小春ちゃんにはまだしばらくあたしを演じてもらっておけばいい。


気に入っているんだからなにも問題はなかった。


あたしは今日もN女の制服を身に着けて、部屋を出たのだった。