「仲のいい子はこの2人。キョウカとリオ」


「すっごい美人!」


柚と千代とは大違いだ。


写真に写っている2人は優雅にほほ笑んでいる。


「心のクラスメートだって、とても素敵な子たちだったよ」


小春ちゃんの言葉にあたしは顔をしかめた。


「そう? N女の子に比べたらガサツで男っぽいでしょ」


「そんなことないよ。等身大の女の子って感じがした」


物は言いようだな。


あたしは小春ちゃんの言葉に苦笑いを浮かべた。


小春ちゃんにとっては等身大の女の子が珍しいのだろう。


だからそんな風にいいようにとらえる事ができるんだ。