写っていたのは小春ちゃんと、ブルーの目が印象的でとても綺麗な男の子だったからだ。


涼太とは違い日焼けもしていない肌は女の子と並んでも全然引けを取っていない。


まるでアイドルみたいだ。


「目、青いんだね」


「それカラコンなんだよ。顔が中性的でしょ? だから似合うんだよね」


小春ちゃんはそう言って、頬を赤くそめた。


小春ちゃんが言う通り、ブルーの目は彼にとてもよく似合っていた。


「心ちゃん?」


写真を見つめてボーっとしていたあたしに、小春ちゃんが小首をかしげて来た。


とっくの前に着替えを終えている。


あたしは慌てて小春ちゃんのスマホから視線を離し、着替えを再開したのだった。