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体育祭の翌日は休みの日になっていた。


昨日1日で色々なことがあったため、なかなか布団から出ることができず、気が付くと昼近くになっていた。


さすがにそろそろ起きなければと思ってベッドから下りた時、小春ちゃんに借りている制服の事を思い出した。


昨日の内にクリーニングに出しておいたから、今日の昼には出来上がっているだろう。


あたしはスマホを取り出して小春ちゃんにメッセージを送った。


《おはよう!


制服ありがとう。


早めに返したいんだけど、都合のいい日ってある?》


するとすぐに返事が来た。


《今日の放課後空いてるよ!


また駅前で集合で大丈夫?》


《もちろん!


じゃあ、また夕方ね》