「良かった〜!一ノ瀬さんで合ってた!人違いしてたらどうしよーかと思ったよ〜」


彼はフニャフニャ笑いながら隣のブランコに座った。
片山雅樹くんは高校の頃の同級生。同じクラスになったことは無いけれど2年の時、委員会が一緒だった。
って言っても片山くんは基本的にサボってたからいなくて、隣のクラスだった私が配られたプリントを渡しに行ってた。だから顔見知りで何度か話したことがある程度。
特別親しいってわけでも無かった。


「久しぶりだね。片山くん元気だった?」


「うん!元気元気!!懐かしいね〜高校卒業以来?」


「そうだね。でも特に話してたのは2年のときだよね。」


「そうそう!保健委員!!!!あの時はお世話になりました。笑」


ニコニコ笑いながら私にお辞儀してきた。
今更すぎて思わず笑ってしまう。