「あの、梨元八重さんの部屋は――」 私はナースステーションのノートに名前と時間を記入して、近くの看護師さんに声をかけた。 「八重ちゃ……梨元さんのお友達? 困ったな、ちょっと待っててくださいね」 「あっ、はい」 なんだろ、困ったって。 具合悪いのかな……