きみが虹を描いてくれた青空の下で


「笑いすぎです、梨元センパイ」


「ごめんごめん。そんな他人行儀になんないでよ、そっかー、俺と同じだな」


「え?」


笑ってた八起くんが、急に真面目顔で小さく呟いた。



「虹色の流れ星…やっぱやめらんねえよな…」



訊き返しちゃいけないような気がして黙ってたら、またすぐにさっきまでの八起くんに戻ってキラキラ少年のアメフト話が始まった。


私が反則ばっか、って思ってたのが、ちゃんとしたプレーだったのが驚きだった。

タックルとかしてボールを持ってる人を封じるとそこで時計がストップ、でまたスタート、っていうのが普通の流れなんだって。。


そんな激しいスポーツがあるんだね。
格闘技みたい。
だからあんなに重装備なんだなって、納得。