きみが虹を描いてくれた青空の下で


私がラグビーだと思ってたあのスポーツはアメフト、アメリカンフットボールっていうんだって。


八起くんは八重ちゃんの病院に行ってて学校は午後から出る、って、アメフトのことを少し教えてくれた。


「元々はサッカーの元祖みたいなやつから分かれたものだから仲間ではあるんだけどね」


「そうなんだ、だからボールがおんなじなんだね」


「と、思うでしょ?実は全然違うんだよな。ラグビーボールはもっと丸っこいし、色も違うよ」


「え、そうなの?」


「うん、ラグビーのは白地で、アメフトは茶色。これ公式で決まってるからね」


「へえ…」


「つまんなくない?こんな話。俺アメフトの話しだしたら長いよ?」