きみが虹を描いてくれた青空の下で


考えるのに夢中になってたら、頭の上から声が降ってきた。



「八起くん⁉なんで?どうしたの?」



焦って振り向いたら八起くんが驚いた顔で立ってた。



「こっちのセリフでしょー、お前こそどうした?もしかしてウチ受けるとか?」


「ううん、ううんっ、私そんな頭良くないしっ、」


「ん?」


ナチュラルに爽やかな笑顔で話しかけてくる八起くんがやけに眩しくって、私は言葉を並べてなんとか会話しようと必死で早口になる。


そんな私をなにかペットとか、小さい子を見るような目で見つめてくる八起くんに、なんだか腹が立った。