人格交換ガチャ

「1回、君の大切なもの。自分の命よりも大事なものを失う。失われるものはそれぞれ違うって言ってたっけな…」



「朋也…やるの?」



「迷ってる。ガチャガチャなんて運だろ…。でももし、今のバスケ部を変えるチャンスがあるならって…」




時間も時間だし、早く決めなければ菜々にも悪い、そうおもって手を伸ばそうとした。

すると菜々が先に手を伸ばし、ガチャガチャをしたのだ。



「菜々!?」



「……」



菜々は何も言わず、出てきたカプセルを開けた。そして俺に見せてきた。


“絶世の桜色”



「菜々どうして…!というかこれなんだ…」



「さぁ…?」



「菜々…?」




菜々にも菜々で悩んでいるのことがあるんだと、その時に知った。



「……あ、もしかして」



菜々は思いたったように鏡をポケットから取り出すとじーっとそれを見つめた。

そしてにっこり笑ったのだ。