人格交換ガチャ

一本道の先が真っ暗でなんにも見えない山奥を。そして出た先には不思議な駄菓子屋がひとつだけ立っていた。





「うわぁああ、駄菓子がいっぱい…。可愛い〜!」



「誰もいないのか?」



「いないみたいだね…」




俺たちは空腹に耐えられず、駄菓子屋のものを食べた。もちろん、お金はレジカウンターに置いた。




「赤字にならねぇのかなぁ」





全て賞味期限がまだまだ先のものばかり。
サイダーもキンキンに冷えていたし、空調も効いていた。

誰もいないのが不思議なくらいだ。





「買い物にでも行ってるのかなぁ」



「かもなぁ。少し、待ってみるか〜」





だが、5時を過ぎても店の人が帰ってくることはなく、あたりが暗くなり始めると店の電気がついた。



「やっぱ、人いねぇのかなぁ」



「ねぇ、なんか怖いよ…。その問題のガチャってどこにあるの?」



「入口の…ガチャか…」



最初は気が付かなかったが、入口のガチャガチャの一つに人格交換ガチャと書かれていた。