人格交換ガチャ

「俺が必ず、練習メニューを変えて、絶対に楽しいバスケ部にするから」




後輩達との約束を交わした。

晃達、他の奴らには内緒の最初で最後の…約束を。




「とはいってもどうしたら…」



その日の帰り、目をパンパンに腫らしながら家へ向かっていった。



『人格交換ガチャ』




ふと頭をよぎったのは桜のその言葉だった。





『自分の力ではどうしようもないことのために足掻くものだよ』



人格交換ガチャをそんなふうに解釈してた。





「自分の力では……どうしようもない」






次の日は日曜日で部活もたまたま休み。

俺はその人格交換ガチャがある場所へ行ってみようと思った。

菜々には桜とのあいだであったことを話した。そして人格交換ガチャのことも。

すると彼女は言った。
私も行きたいと。







次の日、俺は桜が別れた時に言ってくれたことを頼りに人格交換ガチャを探すことにした。


一日掛けてあらゆるところを探した。

桜は山奥、とだけ言ってた。山奥と言ってもどこだろうと近場の山を探した。

そして見つけた。