「朋也先輩、顔を上げてください」
「俺、朋也先輩がボールが駄目になるくらい練習していた姿を見てバスケ部に入ったんです」
「え……?」
一人の後輩が笑顔で言った。
「俺もバスケ部に入っていつも居残り練習をしてる先輩見て元気もらってました」
「俺も頑張ろうって何度も努力しました」
後輩達から浴びせられるのは怒りの声ではなく、誇られた声だった。
「俺なんて、全然、試合で役に立ってない。お前達の見本になんか…」
「先輩。俺たちは朋也先輩のような先輩が一人でもいてくれるだけで嬉しいです」
「「「だって先輩は努力の天才ですから」」」
この言葉で涙を出さずにはいられなかった。試合には役に立たないと思っていた。何においても才能はないのだと、思っていた。
初めて努力の天才だと、言われた。
「ありがとう…!ありがとう………」
俺はバスケの才能に恵まれなかった。
だけど、後輩にはとても恵まれた。
「俺、朋也先輩がボールが駄目になるくらい練習していた姿を見てバスケ部に入ったんです」
「え……?」
一人の後輩が笑顔で言った。
「俺もバスケ部に入っていつも居残り練習をしてる先輩見て元気もらってました」
「俺も頑張ろうって何度も努力しました」
後輩達から浴びせられるのは怒りの声ではなく、誇られた声だった。
「俺なんて、全然、試合で役に立ってない。お前達の見本になんか…」
「先輩。俺たちは朋也先輩のような先輩が一人でもいてくれるだけで嬉しいです」
「「「だって先輩は努力の天才ですから」」」
この言葉で涙を出さずにはいられなかった。試合には役に立たないと思っていた。何においても才能はないのだと、思っていた。
初めて努力の天才だと、言われた。
「ありがとう…!ありがとう………」
俺はバスケの才能に恵まれなかった。
だけど、後輩にはとても恵まれた。



