「しょうがないよね。お兄ちゃん。人の心、わかんないだもん。私も」
なぜと尋ねると彼女は小さく笑った。
「私とお兄ちゃんは完璧に生まれてきた。頑張らなくても一番を取れる。そんな完璧な人間に生まれてきた。だから不完全な人達の気持ち、わかんないの」
「不完全なって…俺たちのことか?」
「この世界のみーんな。私とお兄ちゃんはこの世でいちばんかわいい」
桜を初めて怖いと思った。
可愛いのは認める。
晃のように完璧なのも認める。
だがそれをそれが普通なのだと思っていることが怖かった。
「朋也くんと私じゃ、つり合わない」
「なんだよそれ…。お前が俺につり合わないんじゃなくて俺がお前につり合わないってことなのか?」
桜は薄気味悪い笑顔を見せた。
それはまるで見たことはないけれど天使のような悪魔の顔。
裏切られた気持ちでいっぱいだった。
「だから、もう、別れよーよ」
「……ああ。そんなに別れたいなら別れてやるよ」
怒りで目の前の大事なものを忘れていた。
なぜと尋ねると彼女は小さく笑った。
「私とお兄ちゃんは完璧に生まれてきた。頑張らなくても一番を取れる。そんな完璧な人間に生まれてきた。だから不完全な人達の気持ち、わかんないの」
「不完全なって…俺たちのことか?」
「この世界のみーんな。私とお兄ちゃんはこの世でいちばんかわいい」
桜を初めて怖いと思った。
可愛いのは認める。
晃のように完璧なのも認める。
だがそれをそれが普通なのだと思っていることが怖かった。
「朋也くんと私じゃ、つり合わない」
「なんだよそれ…。お前が俺につり合わないんじゃなくて俺がお前につり合わないってことなのか?」
桜は薄気味悪い笑顔を見せた。
それはまるで見たことはないけれど天使のような悪魔の顔。
裏切られた気持ちでいっぱいだった。
「だから、もう、別れよーよ」
「……ああ。そんなに別れたいなら別れてやるよ」
怒りで目の前の大事なものを忘れていた。



